国土調査法にもとづく地籍調査とは？
2021.01.20 (
水曜日 )
地籍調査は、国土調査法に基づく国土調査のひとつで
土地の地籍がどうなっているのかを明確にすることが目的でおこなわれる調査です。
国土調査法は、昭和26年に制定された国土に関する法律で
基本的な調査をはじめ、土地分類調査、水調査、地籍調査などがおこなわれます。
現在の土地に関する公的記録には、公図や土地登記簿がありますが
それらは明治初期の地租改正や地押調査の結果をベースにしていますので
ずいぶん古いデータであることがお分かりいただけると思います。
また、当時の技術の未熟さや、その後の管理の不十分さも重なって
土地の形状や面積が、現在の状態と異なるものや
登記簿上には残っているものの、現地には存在しないものなど
実態とデータが大きく異なっている場合もしばしばあるわけです。
地籍調査は、こうした不備欠陥を補正して
国土の実態を正確に把握するために、一筆ごとの土地について
正確な調査と統一した基準によって、高い精度で測量を行うこととしています。
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